松です。久方ぶりに、落書きを・・・

今回はＰＳ版「鋼鉄の咆哮」のラストシーンをイメージして書きました。
ちなみに、艦長を女性にしてあります(^^;

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「ちょっと行って来るわ。退艦の準備、進めておいて」
「艦長？」
　副官のナギは驚きと疑問の声を上げた。一体どこに行くというのか？
「あれを止めないと、他の艦が寄って来れないでしょ。だから止めに行くの」
　彼女は事もなげに親指で、爆発と放電と繰り返すヴォルケンクラッツァーを
指した。確かにヴォルケンクラッツァーの爆発と、何より放電のせいで、他の
艦がこの戦艦ラグナロックに近づく事が出来ないでいる（ために、大破、機関
停止に追い込まれたラグナロックから退艦出来ない）。
「それに止めないと、この洞窟が完全に崩壊するわね。クルーガー提督は、私
　達を道連れにする気みたいね」
　その話に、ナギはぎょっとなった。
「ま、まさか・・・」
「私もまさかと思いたいけれどねー、どうも、あの状態を見ていると、そんな
　感じなのよ」
　そう応じつつ、彼女は白衣の袖に手を通す。続けて眼鏡をかけると、彼女の
雰囲気は一変した。反乱軍屈指の名艦長から、超兵器を撃破出来る艦艇を設計
した科学者（ラグナロック以下、指揮下の各艦は彼女の設計である）に。
　そして、彼女はいたって気楽な風情で言った。
「そういうわけだから、行って来る。私でないと、止められないだろうしね」

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一応、続きもありますが、ひとまずこんなところで。