松です。再び落書きです。
今回はＥＭネタです。

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　攻撃ヘリが大きく旋回して機首をこちらに向けた。どうやら、再度攻撃を仕
掛けるつもりらしい。
　急激に接近してくる攻撃ヘリが機体側面に固定装備された機銃で掃射を開始
した。着弾を示す小さい地柱の列が自分達に向かって伸びてくる・・・
「落ちなさいよっ！！」
　スクリーンの中のヘリが攻撃してきたと知ったレミットが、ガンコンの引き
金を立て続けに引いた。発砲音がスピーカーから流れる。
　レミットに無理矢理連れて来られたゲームセンターで、雑賀はこのガンシュ
ーティングゲームに付き合わされたのだ。
「ちょっと、少しは撃ちなさいよっ！やられちゃうじゃない！！」
　遠すぎたため、中々当たらないレミットが八つ当たり気味に叫んだ。雑賀は
落ち着いた表情でガンコンをスクリーンに向けると、言った。
「今、撃つ」
　地柱の列がすぐそこまで迫って来ていたが、雑賀は焦るでもなくヘリに対し
６発の銃弾をほとんど一瞬で撃ち込んだ。内、１発がクリティカルヒットであ
ったらしい。ヘリは爆発を繰り返しながら墜落していく。
　自分が何発撃っても落とせなかったヘリを、たったい発で落とされてしまっ
たレミットは、くやしそうに叫んだ。
「どうして当てられるのよ！？」
「そりゃ、相手を近くまで引き寄せてから撃てば、当たりもするさ。クリティ
　カルしたのは偶然だけど」
　彼女の叫びに、彼は苦笑混じりに応じた。あっさりと言われたレミットは、
しばらくうなっていたが、やがて彼をにらみつけて宣言した。
「見てらっしゃい、次は当ててやるんだから！！」
「はいはい」
「すいません、雑賀さん」
　苦笑して肩をすくめた彼に、レミットの家の家政婦でもあるアイリスが頭を
下げた。

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以前書いた、クロスオーバー学園物の登場キャラとして書きました。
それでは、こんなところで。