高出力ビームの光条が大気を切り裂き、ビッグトレーの艦橋を捕らえた。
一瞬後、地上戦艦の艦橋は要員もろとも消滅し、その砲撃が止まった。
「こちら３０、ティターンズのビックトレーは潰した。３４、３７、左右から
出てＭＳ隊を挟み撃ちに」
『了解！』
ＲＸ７８ＧＰ０２Ｂ、サイサリスに乗るデアリングの指示に、ルーとヴァネ
ッサが応じ、突然の司令部消滅に動揺するティターンズＭＳ隊に襲いかかった。
基本性能では上のティターンズ側のハイザックが、デアリング率いる第三独
立中隊のＧＭカスタムの攻撃で撃破される光景を見つつ、彼はさらなる指示を
出した。
「本隊前進。敵ＭＳ隊を狙撃する」
声と共にサイサリスの左手を振り下ろすと、ＧＭキャノンⅡ、ロングレンジ
ビームライフルを装備したＧＭスナイパーカスタム、果てはゲルググキャノン
までが前進を開始した。
ある意味、とても奇妙な光景を見ながらデアリングは一人ごちた。
「全く、奇妙な戦争になったもんだなぁ」
まぁ、元ジオン軍士官の自分がレビル将軍の指揮下で戦っているっていうの
もで、十分に奇妙なものだけどね。
そう思っていると、イヴの乗るゲルググキャノンが肩のビームキャノンを発
射した。
宇宙世紀００８４年、世に言う一年戦争が終結してから４年経った現在も、
戦争は続いていた・・・
ｍｏｏガンダム ００８４年 地球 デアリング隊編
宇宙世紀００８０年、一年戦争はジオン公国の無条件降伏で幕を閉じた。
だが、それは戦乱の終結を意味しなかった。
ジオン公国軍残党は各地でゲリラ化し、なおも地球連邦政府に対する抵抗を
続けたからだ。
これに対し、連邦は徹底的な掃滅をもって臨んだ。圧倒的勝利を得た以上、
敗残のゲリラごときどれほどのものか、という驕りが、連邦の政府首脳部にあ
ったからだ。
だが、勇猛を誇るジオン軍将兵は頑強に抵抗し、残党狩りは遅々として進ま
なかった。（これには、軍最高司令官であるレビルが、掃滅より説得による投
降を望んだ事も影響している）
これに業を煮やした連邦首脳部は、軍の指揮系統から外れた残党狩り専門部
隊「ティターンズ」を設立、ジャミトフ・ハイマンを指揮官として、より徹底
した掃滅を行わせる一方で、捕虜としていたギレン・ザビを公開の銃殺刑に処
した。ギレンを処刑することで、ジオン将兵の士気を挫き、また、連邦に抵抗
する事に対する恐怖を与えようとしたのだ。
だが、古来よりこの手の恐怖政治的手法は、抵抗者を根絶やしにするよりも
抵抗者の怒りと抵抗を強めるだけの結果を生み出している。
ギレン・ザビ処刑も例外ではなかった。彼の処刑の１週間後、ジオン残党は
一斉に蜂起、地球は手のつけようのない混乱にみまわれたのだ。
この混乱の最中、ジオン残党に対する対処でレビルとティターンズが対立。
この対立は政府内部の政争も絡み、ついにはレビル、政府内部の親スペースノ
イド派（後にエゥーゴとなった）による「連合反乱軍（レビルが、かなりの自
嘲を込めてつけた名である）」の決起を産んだ。
そして宇宙世紀００８４年現在、ティターンズ（および地球連邦政府）と連
合反乱軍の戦いは、地球圏全域を巻き込んで続いていた・・・
ルー、ヴァネッサらの突入から１０分と経たない内に、戦闘は終結しようと
していた。
無理もない。奇襲同然の攻撃で司令部を失い、さらに左右から挟撃されたの
だ。こんな状況では、どんなに兵器の性能が良かろうと、どうにもならない。
むしろ、ティターンズの部隊が５分以上持ちこたえた事をほめるべきかもしれ
ない。だが、その抵抗も最後の１機が、トリーシャが乗るＧＭカスタムの「ト
リーシャチョーップ！！」という掛け声と共に振り下ろされたビームサーベル
（＋手刀）によって撃破された事で終結した。
（これで終わり・・・か）
そうデアリングが安堵の息を漏らすと、その気分をぶち壊すように、上空警
戒にあたっていたコアファイターⅡ改からの通報が飛び込んできた。
「３０！敵の増援が来たぞ！」
「やれやれ、今日はこれで終わりだと思ったんだけどなぁ」
デアリングがぼやく間に、詳細が入ってくる。
「反応は１８個。ドタイ改とハイザックのセットが１５機で残り３つが正体不
明。そちらがいる場所から南に１００ｋｍ。あと、５分もすれば見えるはず
だ」
この報告を聞いたデアリングは、瞬時に指揮官としての思考をまとめて、指
示を出した。
「１８機？それは多いな・・・哨戒班、構わないからこっちに引き上げて来る
んだ。無理に戦うことはない」
デアリングの指示も当然であった。哨戒班のコアファイターⅡ改は優秀な戦
闘機ではあったが、９倍の敵に向かっていけるほど抜きん出た性能を持ってい
るわけではない。ここは逃げるのが一番である。
哨戒班も面々もその点はわきまえていたから、未練を見せずに逃げにかかっ
た。もっとも、ただ逃げたわけではない。相手の射程ぎりぎりのところを飛ん
で、正体不明の敵機の情報を集めてのけたのだ。
哨戒班の２機がティターンズの増援部隊と追いかけっこをしている間に、一
方のデアリングは対空射撃の準備を整えていた。
「リオ、先頭にいるドタイ改を狙え。続けて私が撃つ。それから後は好きに撃
っていい」
「うん」
リオの乗る、いささか古くなってきたＧＭスナイパーカスタムはその場で片
ひざをついて、「戦艦並」の射程と破壊力を誇るロングレンジビームライフル
を構えた。隣に並ぶデアリングのサイサリスは右肩に装備するビームバズーカ
を空に向けた。続けて、リオ以外の面々に指示を出す。
「他のメンバーは射程距離に捕らえたら射撃開始。撃つのはビーム系だけでい
いよ。実弾系は弾がもったいないから」
さりげなくせこい事を付け加える。そんなデアリングに、全員が軽い笑みを
含んだ声で「了解」と応え、ビームライフル等の銃口を空へ向けた。
実弾系の武器しか装備しないトリーシャのＧＭカスタム等は全員の前に出て、
シールドをしっかりと構える。
編成から２年経ち、「星の屑作戦」の阻止任務などの実戦経験を積んだ彼女
達は、デアリングが何も言わなくともここまで出来るようになっていた。
その１人であるリオも、発砲にあたってデアリングの許可を取ったりはしな
かった。ただ、告げただけだった。
「お兄ちゃん、撃つね！」
「うん」
デアリングが頷くのと、リオのＧＭスナイパーカスタムが引き金を引くのは
ほぼ同時。一瞬後には、赤いビームが上空へと吸い込まれる。続けて今度はデ
アリングのサイサリスがビームバズーカを発射した。先ほどよりはるかに太い
ビームが、上空へと吸い込まれ、そこにいるティターンズのドタイ改に襲いか
かった。
デアリング達に向かってきたティターンズの部隊は、各地から緊急出撃して
きた、いわば寄せ集め部隊であった。それでも階級、その他から一応の指揮官
は決めてあり、部隊としての統制はそれなりに取れてはいた。
だがその統制も、５０キロ以上離れたところにいるはずのＭＳ（ティターン
ズの部隊は敵がデアリング達であることをまだ知らない）から放たれたビーム
が、撃ち砕いた。
「！？」
驚く間もなく、先頭を飛ぶドタイ改の機体中央部が撃ち抜かれ、乗っていた
指揮官機の右足を完全に破壊したからだ。
「なっ・・・」
指揮官は驚きつつも、咄嗟にドタイ改から飛び降り、地面との激突回避に全
神経を集中せざるおえなくなった。この事態に彼らが何かの反応や対応を行う
よりも早く、次のビームが襲いかかってきた。次のビームはドタイ改２機を襲
った。まず、１機目の機体下部をかすめエンジンを爆発させた。続けて、１機
目の後ろを飛んでいた２機目の左主翼を直撃し、きれいに消滅させたのだ。
「こ、降下します！！」
飛行不能となったドタイ改に乗っていたハイザックのパイロット達は、慌て
て叫ぶとこれまた飛び降りた。ドタイ改の墜落に巻き込まれてはたまらないか
らだ。
この時、ようやく先任のパイロットが指示を出した。
「降下しろ！このままだと良い的だ！ドタイから飛び降りろ！！」
言い終わるのとほぼ同時に、再びビームが襲いかかり、別のドタイ改のコッ
クピットを撃ち抜き、さらに乗っていたハイザックのコックピットを破壊した。
この直後、残りのハイザックは一斉に飛び降りた。このままドタイ改を破壊
されて飛び降りる羽目になるのなら、今飛び降りた方がまし、というわけであ
る。
もっとも、それをよしとしない人種も世の中にはいる。
「ちょっと！敵前逃亡するつもりなの！？」
「馬鹿を言っているんじゃない！このままだと戦場にたどり着く前に全滅する
ぞ！！」
金切り声の叫びに、指揮官のパイロットはそう言い返したが、彼女は取り合
わなかった。
「この臆病者！！」
「いやですねー、田舎兵隊はこの程度で・・・」
「言っていろ！最新鋭のギャプランと同じ行動を要求されてたまるか！！こっ
ちは勝手にやる！！」
「そうするわ。行くわよ、ギャラン、ボル！」
「了解！君らに見せてやるよ。エリートの戦いぶりって奴をね」
「まったく、面倒ですねぇ・・・」
パメラ率いるギャプラン隊は、ぶつぶつと文句をたれながら、さらに加速し
て突撃していった。それを見て、指揮官は呆れたように呟いた。
「全く・・・勇敢なんだか馬鹿なんだか分からん奴らだ・・・」
降下したティターンズ側指揮官の思いは、デアリングも同じであった。
ハイザックがドタイ改から飛び降りた後も正体不明機（ギャプランという名
前は、まだ判明していない）が突っ込んでくる、という報告を受けた彼は、同
じような台詞を呟いたのだ。
「たった３機で突っ込んでくるとはね・・・性能と腕によほど自信があるのか
・・・勇敢なんだか馬鹿なんだか分からない連中だなぁ」
確かに、正確な対空砲火も３倍もの数の差も無視して突撃してくるというの
は臆病者に出来る芸当ではない。だからと言って、勇敢であると断言するわけ
にもいかない。彼我の優劣を判断できない愚か者、という場合もありえるから
だ。
もっとも、この突っ込んでくる３機のパイロットがどのような人種かは、デ
アリングにとって関係がない。彼にとっての問題は、この３機に対してどのよ
うに対処するかであった。
まぁ、対処法など２つしかない。引き上げるか、それとも迎撃するか、であ
る。デアリングは後者を選んだ。このまま引き上げにかかったとしても、空を
飛んで来る相手を振り切れるわけがない。それならば迎撃した方がまし、と判
断したからだ（撃退できたらそれでよし、出来なくとも相手の足を止めた上で
煙幕を張って逃げれば良い）。その選択を、彼は全員に告げた。
「全機散開。迎撃する。ただし戦闘は５分だけ。５分したら煙幕張って逃げる
からね」
「デアリング、そろそろ来るぞ」
付き合いの長いルーの一言を受けて、デアリングは鋭い命令の声を発した。
「全兵器使用自由！戦闘開始！！」
この一言に合わせて、今まで対空射撃用に密集陣形を組んでいた第三独立中
隊の各ＭＳは一斉に散った。
直後に、その上空を３機のギャプランがビームを乱射しつつ駆け抜けた。
「は、速いですぅ！」
その速さに追いつけないディアーナが悲鳴のような声で叫んだ。
確かに速い。戦闘機並、というほどではないが地上すれすれの高さで出す速
度としてはあまりにも速い。それでも９０ミリのＧＭライフル弾が何発か命中
しているのだが、有効弾にはならなかった。装甲の厚い部分ばかりに命中して、
弾かれているためだ。
そして、駆け抜けたギャプランが反転する際、デアリングらに通信を入れて
きた。
「ここにいたのね、この裏切り者と宇宙人が！！」
「今度こそ思い知らせてやるよ！このギャプランでね！」
「全く・・・いい加減手間をかけさせないで欲しいですね。面倒ですから」
この声を聞いた途端、デアリングはげんなりとした表情になった。
「また、彼らかい・・・」
「よく飽きないよねぇ、あの人達・・・」
デアリングの呟きに、トリーシャも同感とばかりに頷いた。
レビル決起、連合反乱軍の成立以来、何かにつけ彼らを敵視しつきまとって
くる３人である。出現するたびに撃墜されているのだが、どういうわけか怪我
もせず降格もされずに、最新鋭機を与えられて彼らの前に現れるのだ。
「ティターンズっていうのはよほどに人材がいないみたいだな」
ルーが辛辣に評するのも無理はないだろう。
そんな事をしている間に（無論、射撃や回避運動は続けながら、だが）、３
機のギャプランはＭＡ形態からＭＳ形態に変形し、強行着陸を敢行した。
ドガガガガガガガガッ！！
突き出した脚で、派手に地面を掘り返す事で減速を行うギャプラン。おかげ
で土くれやら何やらが勢い良く飛び散る。巻き込まれるのも馬鹿馬鹿しいので、
ギャプランの進路上から急いで飛びのく第三独立中隊の各ＭＳ。
彼らが再び陣形を整えると、デアリングはすかさず指示を出した。
「各隊ごとにあたるように。出来るだけ壊さないようにね。持ち帰るから」
落ち着いた、あるいは緊張感のないのんびりした声で、さらに続ける。
「３分で終わらなかったら、破壊していい。５分後には煙幕を張るからね」
「了解！！」
全員の声を聞くと、デアリングは左手のＧＭマシンガンを相手に向けた。
「戦闘開始！！」
マシンガンから９０ミリ弾の火線が走った。
Ｔｏ ｂｅ Ｃｏｎｔｉｎｕｅｄ・・・？
後書き
松です。以前プラモ（例のキュベレイ・フローネ仕様です））でやってみた
「ｍｏｏガンダム」のデアリング編（笑）をお届けいたします。
グローウォームシリーズの完結編も書かずに何を書いているんだ、と突っ込
まれそうですが、ちょっとここ数ヶ月ばかり、まともにＳＳが書けない状態だ
ったもので、ちょっとリハビリがてらに書いてみました；
元ネタとしては「ギレンの野望」「ジオンの系譜」等のゲームがあります。
パターンとしては「もしレビルが生き残っていたら？」って奴ですね。
今回はデアリング＋悠久２メンバー（メロディが違いますが；）ですが、グ
ローウォーム＋悠久１メンバーとか、ＷＨ１メンバーとかも考えるだけは考え
てます。
＃実際書いたしなぁ；ＷＨ１版は；
まぁ、あくまでリハビリですから、シリーズにする予定はありません；
もっとも、しばらくは色々とリハビリするかもしれませんが；
それでも、お付き合いいただければ幸いです。
それでは、こんなところで。 下にＭＳの事とかキャラの設定とか書いておきます。
感想、ご意見などは掲示板へどうぞ
松
ＭＳ紹介（当然ながら、オリジナルの設定が混じっています）
ＲＸ７８ＧＰ０２Ｂ サイサリス
「ガンダム開発計画」で開発された核装備のＭＳ。
ＧＰ０２Ａの１番機は「ソロモンの悪夢」ことアナベル・ガトー少佐の手で
強奪され、後にソロモン宙域で連邦艦隊の観艦式を強襲。その核で連邦艦隊を
壊滅に追いやった。その後、ＧＰ０１の１番機（パイロット、コウ・ウラキ少
尉）と交戦、相打ちの形で撃破された。
２番機は１番機強奪の際に小破。その後、３番機の予備部品となった。
３番機はデアリング・デッキサイドに引き渡され、「星の屑作戦」の本番で
あるコロニー落としの阻止に投入された。この時も核の破壊力でコロニーの
２／３を破壊した。（残る１／３はティターンズが独断で持ち出したソーラー
レイ・システムで破壊された）
その後、敵味方お構いなしに吹き飛ばしてしまう核バズーカを外し、大出力
のビームキャノンを装備。また、ビームキャノン専用のジェネレーターを背部
のバックパック（元は核弾頭の格納場所）に装備した。
この変更の結果、通常戦闘に投入出来る強襲型ＭＳとなり、少数ながらも生
産されることになった。（ＧＰ０２Ｂは生産が決定された時点で付けられたナ
ンバーである）
なお、デアリングのサイサリスは、様々なビーム兵器のテストヘッドとして
使われている。
通称「サイサリスＢ」
ＲＸ７８ＧＰ０４ ガーベラ
「ガンダム開発計画」で開発されたＭＳの１機。と、言ってもアナハイム・
エレクトロニクスが独自に開発したＭＳである。
「星の屑作戦」阻止任務にて乗機を中破されたヴァネッサに支給された。
ＧＰ０１の発展型とでもいうべきＭＳで、高い運動性能を誇る。
長射程のロングブームライフルを装備する。
ＲＧＭ７９Ｎ ＧＭカスタム
ＲＸ７８ＮＴ１（通称アレックス）をベースに量産されたＭＳ。素直な操縦
特性と高い運動性、そしてシンプルで信頼性の高い構造が特徴。
初期型はアレックスの予備パーツを流用していた。
後期型は、「ガンダム開発計画」の成果をフィードバックしており、様々な
カスタマイズを施せるようになっている。
ＦＦ７Ｘ－Ⅱ コアファイターⅡ改
ＲＸ７８ＧＰ０１のコアブロックシステムに組み込むために作られたコアフ
ァイターⅡの改良機。
原型となったコアファイターⅡも、単独で十分に戦闘可能な機体であった。
コアファイターⅡ改は、コアブロックとしての機能を排除し、純粋な戦闘機と
して改良された（ＧＰ０１が正式採用されずに終わったため）。
基本的には、主武器であるビームガンの出力向上を中心に設計変更を行われ
ている。
変更の結果、かつてのコアブースター並の性能を誇っている。
第三独立中隊隊員履歴
中隊長
デアリング・デッキサイド（少佐）
乗機 ＲＸ７８ＧＰ０２Ｂ サイサリス
機番号 ３０
元、ジオン公国軍士官。終戦時のどさまぎに、ニュータイプ研究所から由羅、
メロディらを連れて、部隊ごと逃走した。
その後、レビル将軍の元に直接投降した。その際、指揮下の部隊は特務部隊
としてレビル直卒下に置かれ、デアリングはその指揮官に任命された。
「星の屑」作戦の阻止任務に従事した際、それまでの乗機ＭＳ１４Ｃゲルグ
グキャノンを破壊されＲＸ７８ＧＰ０２Ｂサイサリスに乗り換えた。
本隊所属
イヴ・ギャラガー（中尉）
乗機 ＭＳ１４Ｃ ゲルググキャノン
機番号 ３１
元、ジオン公国軍士官。デアリングの部隊に所属していた。彼と共に逃走。
以後の経緯はデアリングと同じ。
本隊所属
橘 由羅（少尉）
乗機 ＲＧＭ８３ ＧＭキャノンⅡ
機番号 ３２
ジオンのニュータイプの１人だった。様々な実験に付き合わされるのに嫌気
がさして、デアリングと共に逃走した。
逃走中に乗機が大破したため、第三独立中隊編成時にＧＭキャノンⅡを支給
された。
支援射撃の腕は確かである。
本隊所属
リオ・バクスター（少尉）
乗機 ＲＧＭ７９ＳＣ ＧＭスナイパーカスタム
機番号 ３３
連邦軍パイロット。射撃に長けていた点を買われて、ＧＭスナイパーカスタ
ムを与えられた。
デアリング投降、第三独立中隊成立時に配属された。
第一分隊隊長
ルー・シモンズ（大尉）
乗機 ＲＧＭ７９Ｎ ＧＭカスタム
機番号 ３４
デアリングとは長い付き合いの元ジオン軍士官。彼に付き合って逃走した。
以後の経歴は彼と同じ。
運動性に優れたゲルググＭ（マリーネ）に乗り込むが、旧式化が激しく、Ｇ
Ｍカスタムに乗り換えた。脚部スラスター、腕部ガトリング砲を装備している。
第一分隊
セリーヌ・ホワイトスノウ（少尉）
乗機 ＲＧＭ７９Ｎ ＧＭカスタム
機番号 ３５
デアリング投降、第三独立中隊成立時に配属された連邦士官。
卒業したてのパイロット。
第一分隊
ディアーナ・レイニー（少尉）
乗機 ＲＧＭ７９Ｎ ＧＭカスタム
機番号 ３６
デアリング投降、第三独立中隊成立時に配属された連邦士官。
卒業したてのパイロット。
乗機のＧＭカスタムは肩にミサイルランチャーを装備したタイプ。
第二分隊隊長
ヴァネッサ・ウォーレン（中尉）
乗機 ＲＸ７８ＧＰ０４ ガーベラ
機番号 ３７
デアリング投降、第三独立中隊成立時に配属された連邦士官。
地球出身で、士官学校をトップクラスの成績で卒業したエリート。
半分以上、デアリングらの監視（というかお目付け役）として付けられたが、
すっかり彼らに毒されている。
長射程のロングブームライフルを装備しているガーベラに乗るも、遠距離射
撃で命中したためしがないという「ツワモノ」でもある。
第二分隊
トリーシャ・フォスター（少尉）
乗機 ＲＧＭ７９Ｎ ＧＭカスタム
機番号 ３８
デアリング投降、第三独立中隊成立時に配属された連邦士官。
卒業したてのパイロット。
白兵戦が得意で、何故かビームサーベルも使わないという変わり者。
第二分隊
メロディ・シンクレア（少尉）
乗機 ガルバルディβ
機番号 ３９
ジオンが遺伝子操作で産みだした人工ニュータイプ（強化人間にあらず）。
由羅に連れられて逃走した。
運動性の高いガルバルディβを旧ジオン時代から乗りこなしていた。